電話で資産状況を尋ねる「アポ電」後に強盗目的で高齢女性宅に押し入り死亡させたとして強盗致死などの罪に問われ、1審東京地裁でそれぞれ懲役27~28年の有罪判決を受けた無職、須江拓貴(ひろき)被告(25)ら3被告の控訴審初公判が8日、東京高裁(伊藤雅人裁判長)で開かれた。
事件後の司法解剖で女性の詳しい死因は特定されておらず、昨年3月の1審判決は、検察側が主張した首の圧迫などによる窒息死ではなく、事件によるストレスで持病の慢性心不全が急激に悪化し死亡したと認定。無期懲役の求刑に対し有期刑を言い渡していた。
これに対し伊藤裁判長は「そもそも(慢性心不全と窒息死の)択一なのかと疑問を持っている」と言及。具体的にどんな暴行があれば死に至ったかとの点を明確にするため、解剖医の証人尋問と3被告の被告人質問の実施を職権で決めた。
検察側は1審判決の破棄を求め、弁護側は量刑が不当に重いなどと訴えた。
1審判決によると、3被告は平成31年2月28日、強盗目的で侵入した東京都江東区のマンションで、住人の女性=当時(80)=の口を粘着テープでふさぐなどして死亡させた。
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