本格的な夏を迎え、これから秋にかけて、局地的な集中豪雨や台風による大雨など水害への警戒感が高まる季節となった。そうした災害時にあると便利なのが、レジ袋やゴミ袋などのポリ袋だ。コンパクトに折りたたんでバッグの中にしまっておけば、いざというとき、多様なアイテムに早変わり。警視庁災害対策課のツイッターではさまざまな活用方法が紹介されている。
骨折のときにも
有料化されてからエコバッグを持つ人が増えてはいるものの、あると便利なのがレジ袋だ。災害時に物を入れる、ゴミを入れるなどといった、従来の用途に使用するのはもちろんだが、工夫次第でさまざまなアイテムに変身する。
警視庁災害対策課が紹介しているのはまず、「骨折の応急手当」だ。骨折している部分の両端の関節が動かないように段ボールや雑誌を当て、レジ袋の両サイドに切り込みを入れて横から腕を通し、持ち手の部分を首から下げると、腕をつるす三角巾の代用にできる。
新聞紙を折って作った皿などにレジ袋をかぶせると頑丈さが増して、水分がある食材にも使えるようになる。また、ケガなどで出血したときには、傷口にタオルなどを巻いた上で、手をレジ袋で覆って直接圧迫して止血するのにも使える。感染予防にもなり、使用後はそのまま捨てることができるので衛生的だ。
ツイートした災害対策課の久木山満美巡査部長(45)は、担当している防災講話などでもレジ袋の活用方法について紹介しているといい、「給水してもらうときに二重にすれば水を入れることもできるし、配られた食べ物やお菓子を入れる袋などにも使えます」と話す。
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https://www.sankei.com/article/20220630-YPBOECLYRRLYDERZH6PMUVQBHQ/
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