愛知県一宮市のホテルで首を絞めて夫を殺害したとして、殺人罪に問われた無職、水野美江子被告(62)の裁判員裁判論告求刑公判が24日、名古屋地裁(平城文啓裁判長)で開かれた。検察側は懲役6年を求刑、弁護側は執行猶予付き判決を求め、結審した。判決は27日。
検察側は論告で、パーキンソン病と診断された夫の介助などが動機になったと指摘した上で「負担は比較的軽かった。周囲に相談できる人がいて、離婚など不満解消の選択肢もあったのに殺害したのは身勝手だ」と非難。睡眠薬を混入したヨーグルトを食べさせて眠らせるなど、計画性もあったとした。
弁護側は「夫による暴力で精神的に追い詰められ、心中しようとしたが結果的に自分だけ生き残った。深く反省もしている」などと訴えた。
起訴状などによると、令和2年12月27日、ホテルの客室で、夫の勝広さん=当時(65)=の首に浴衣の帯を巻いて締め付け、窒息死させたとしている。
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