大阪・淀川でベトナム人遺体 行方不明の女性従業員―府警（４日）時事

４日午前６時５５分ごろ、大阪市淀川区三津屋中の建物の一室で、女性が死亡しているのを大阪府警の捜査員が見つけた。現場の状況などから府警は殺人事件の疑いもあるとみて捜査を始めた。
　府警捜査１課によると、女性は建物１階にある弁当店のアルバイトで、ベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん（３１）＝大阪市西淀川区花川＝と判明。ヴォさんは３日から行方が分からなくなっていた。同課は５日に司法解剖を行い、詳しい死因を調べる。
　弁当店の店主が３日午後１時２０分ごろ、「従業員が男と出て行って帰って来ない」と交番に連絡。防犯カメラには女性が同日朝、２階に住む５０代男と店を出る姿が映っていたという。
その後、捜査員が首から血を流して自宅のベッドで倒れている男を発見。命に別条はなく、付近に血の付いた刃物が残されていた。４日午前、監禁容疑で男の部屋を捜索したところ、室内で死亡しているヴォさんが見つかった。
　ヴォさんは男が倒れていたベッドから離れた場所で発見。府警は男が人目に付かないように隠した可能性もあるとみて、回復を待って事情を聴く。
　現場はＪＲ東西線加島駅から東に約１キロの住宅や工場などが立ち並ぶ地域。
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