ベトナム国籍の女性殺害 元会社員を強盗殺人などの罪で起訴（２７日）NHK

今月、大阪 淀川区の弁当店で働くベトナム国籍の31歳の女性が店の入る建物の2階の部屋で殺害されているのが見つかった事件で、この部屋に住む59歳の元会社員が強盗殺人などの罪で起訴されました。
起訴されたのは、大阪 淀川区の運送会社の元社員、山口利家被告（59）です。
起訴状によりますと、今月3日、自分が住む建物の1階にある弁当店のアルバイト従業員で、ベトナム国籍のヴォ・ティ・レ・クインさん（31）の首を絞めて殺害し、現金およそ2万6000円を奪ったとして強盗殺人などの罪に問われています。
捜査関係者によりますと、被告は金を奪う目的で弁当店に1人でいたヴォさんに「店長に言われているから貴重品を持って来て」などと声をかけ2階の自分の部屋に誘い出していたということです。
これまでの調べに対し被告は「生活が苦しくなり、金を奪おうと思ったが抵抗されたので殺した」と供述しているということです。
同居していたベトナム国籍の夫によりますと、亡くなったヴォさんはベトナムの大学を卒業後、日本語の勉強を続け、5年前から日本で暮らしていて、弁当店では1年半前から働いていたということです。
夫は、これまでの取材に「妻は子どもの頃から日本が大好きで、毎日勉強を頑張っていました」と話していました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220427/k10013602611000.html