自治体、ヒグマ対策を強化 市街地への出没増加で―北海道(14日)時事
北海道で近年、ヒグマが市街地に相次ぎ出没し、地元自治体は対策強化に乗り出している。道は今月、ヒグマ対策の専門部署を新設。道内市町村は人工知能(AI)など最新技術を駆使し、市街地への侵入を防ぐ取り組みを進めている。
昨年度、道内でヒグマに襲われ死傷した人は過去最多の14人に上った。道によると、一昨年度のヒグマの生息数は推計1万頭を超え、増加傾向にある。農業被害も増え「人とのあつれきが年々高まっている」(担当者)。
こうした状況を受け、道はヒグマ管理計画を改訂し、市街地出没を想定した訓練を行うことなどを定めた。4月には「ヒグマ対策室」を新設。生態に詳しい専門家を市町村に派遣して防除方法を指導するほか、目撃が多発している場合は警報を発令するなど注意喚起を強化する。
昨年6月、住宅街で4人が襲われ重軽傷を負った事件が起きた札幌市は、ヒグマが隠れる場所を減らそうと、5、6月にかけて河川敷の草刈りを行う予定。AI搭載の監視カメラも市内に10台以上設置し、接近をいち早く察知する計画も立てる。砂川市はサーモグラフィー付きドローンを導入し、上空からヒグマの位置を特定する。
道ヒグマ対策室の井戸井毅室長は「危機感はこれまでになく高まっている。関係機関と連携して、対応力を上げることが重要」と話す。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041300830&g=soc
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