被災地へ思い乗せ230キロ自転車で 柏の中学1年生が双葉消防にメッセージ入りの旗届ける(25日)共同
東京電力福島第一原発事故で被害を受けた福島県楢葉町の双葉地方広域市町村圏組合消防本部の消防隊員を応援しようと、柏市の中学1年渡辺祐輝君(12)が、全国の消防隊員から集めたメッセージ入りの旗2枚を届けた。柏から自転車で約230キロの道のりを3日かけて完走し、「無事に届けられ、夢のよう」と笑顔を見せた。渡辺君が双葉消防に贈った旗は計7枚となった。(鈴木みのり)
渡辺君は2018年から全国各地の消防本部を訪れ、「日の丸」にメッセージを集めている。これまで訪れた消防本部は35都府県の約400カ所以上。「自分が頑張っている姿を双葉消防の人に見てもらいたい」と活動を続ける。
今回は3月26日に柏を出発。大雨や起伏の激しい坂に苦労したが、1日30キロをこいで練習した成果が実を結んだ。双葉消防に到着すると、隊員ら約40人から拍手で迎えられた。
縦約70センチ、横約105センチの旗の中心に、渡辺君は「あなたたちの努力が希望になっています」と書き込んだ。同消防本部の金沢文男総務課長は「双葉消防に思いを持ち続けてくれて支えになる」と感謝する。
福島は以前より住民の数が増えたが、除染で出た汚染土の袋が並ぶ光景を見ると「復興は遠い」と感じる。渡辺君は「活動を続けることに意味があると思う。まちを守る消防隊員をこれからも応援したい」と話している。
https://www.tokyo-np.co.jp/article/173738?rct=chiba
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