知床 観光船遭難 無線のやり取りが明らかに 緊迫した様子も(26日)NHK
北海道の知床半島の沖合で起きた観光船の遭難事故で、当日、航行中の船長が別の運航会社との間で行った無線のやり取りの内容が関係者への取材で明らかになりました。
無線交信の内容からは、途中で波が高くなってきたことや最後は船長が「大変なことになった」と伝えるなど、次第に緊迫していった様子が分かります。
関係者によりますと、遭難した観光船「KAZU 1」の運航会社は、数か月前から船と連絡を取り合うための無線機のアンテナが壊れ、事故の当日、豊田徳幸船長は別の運航会社と無線で連絡をとりあっていたということです。
関係者によりますと、出港後、無線交信は3回あり、1回目は、船長から「カシュニの滝を通過した」と運航の状況を伝える連絡があったということです。
そして、2回目の無線交信では「波が高くなった。ゆっくり航行するので港に戻るのが遅れる」と状況の変化を伝えてきたということです。
最後となった3回目は、突然、緊迫した様子になり、船長は「大変なことになった」と伝え、「ライフジャケットを着せろ」と誰かに声をかける音声が聞こえ、このやり取り以降、無線は途絶えたということです。
無線を聞いた別の運航会社のスタッフは慌てて「ひどいことになっている。海保に電話する」と話していたということです。
当日の状況を証言した関係者は「KAZU 1の運航会社には従業員が3人しかおらず、船長は1人でやらなくてはいけないことが多すぎて、天気予報も見ていなかったのではないか。操縦技術はうまかったが、経験が浅く、あまり教えてもらえていなかったようだ」と話していました。
続きを読む
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220426/k10013600161000.html
« 誘拐容疑の男女不起訴 女子高生薬物中毒死―大津地検(26日)時事 | トップページ | 山梨 道志村 山中で人骨とみられるもの発見 警察が鑑定進める(26日)NHK »
「航空機・船(海難)・鉄道関連ニュース」カテゴリの記事
- 全日空機 大きく揺れ 客室乗務員が骨折 運輸安全委が調査へ(26日)NHK(2022.06.26)
- JR東海道線で異臭 床に液体、体調不良なし(25日)産経(2022.06.25)
- 「国の監督強化を」観光船の安全対策、カズワン乗船者の家族が提案(25日)朝日(2022.06.25)
- 副都心線車内で男性暴れる 乗客避難、けが人なし(25日)共同(2022.06.25)
- 副都心線で乗客トラブルか 一時運転見合わせ(25日)産経(2022.06.25)
« 誘拐容疑の男女不起訴 女子高生薬物中毒死―大津地検(26日)時事 | トップページ | 山梨 道志村 山中で人骨とみられるもの発見 警察が鑑定進める(26日)NHK »
コメント