😒警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(9、10日 単位・レベル)
暴力団員の減少の中で
【治安うんちく】
今、大阪府でこんな問題が起きている。
東大阪市のそば店で、暴力団が月1度に10数人が集まり、そばを食べながらの会合を開いている。これが暴力団排除条例に違反しているとして府公安委員会から指導を受けたというのだ。店側は「コロナ禍もあって客足が減少しているなかで、貴重な収入源なのに」と困惑しているという。(産経新聞)
大阪府が条例を制定したのは平成22年の11月。この暴排条例は一般市民に対して暴力団との関わり合いを規制するもので、現在はほとんどの自治体で施行されており、例えばみかじめ料など組織の資金源が年々縮小している。
…… …… …… ……
警察庁によると令和4年2月現在の暴力団員の刑法犯検挙人員は795人、特別法犯では489人の計1284人。
刑法犯の罪種別の最多は詐欺の171人。これに傷害の151人、窃盗犯の104人と続く。特別法では覚醒剤取締法犯が264人と大麻取締法の86人の計350人が薬物関係での検挙。実に特別法犯の半数以上になる。
厳しい取締もあって暴力団構成員が激減している。
平成7年には暴力団構成員と準構成員を含む組員数は7万9900人。それが年々増加して平成16年には8万7000人にまで拡大した。
そして、全国の都道府県・市区町村での暴排条例の制定が進み、警察と民間による取締が強化されたこともあり令和3年には2万4000人まで減少している。
この年の警察活動をみると、刑法犯の検挙人員は6875人。特別法犯が4860人だった。
罪種別にみるとやはり組織の収入源の遮断とみられる検挙が多く、刑法犯では窃盗犯の1008人 詐欺が1555人も検挙されている。
特別法犯では覚醒剤取締法犯が2985人、大麻取締法犯の764人の検挙だ。
そして令和4年2月現在の検挙人員になるのだが、大阪府のそば店のような問題も出ている。しかし、撲滅には警察力だけでなく国民の協力が必要なのである。
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】(警察察庁標語)
(う)まい話しを信用しない
(そ)うだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
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