ＳＭＢＣ日興元副社長ら起訴 相場操縦、計１０銘柄に―東京地検、捜査終結（１３日）時事

ＳＭＢＣ日興証券の相場操縦事件で、自社資金による不正な買い支えを行ったとして、東京地検特捜部は１３日、金融商品取引法違反罪で同社元副社長執行役員の佐藤俊弘容疑者（５９）を起訴した。元エクイティ部長の山田誠被告（４４）＝同罪で起訴、保釈＝と、法人としての同社は追起訴した。

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　一連の事件で計６人が起訴され、捜査は事実上終結した。特捜部は認否を明らかにしていないが、関係者によると、佐藤容疑者は「違法性の認識はなかった」などと否定しているとみられる。
　特捜部は５銘柄での不正な買い支えを新たに立件。既に起訴した５銘柄分と合わせて同社の相場操縦は計１０銘柄に上った。このうち、佐藤容疑者は大正製薬ホールディングス（ＨＤ）株の買い支えについて、部下の山田被告から事前に報告を受けたとされ、特捜部は佐藤容疑者が不正を了承していたと判断した。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022041300823&g=soc