知事が「聞いたことない」という緊急着陸の理由 沖縄・宮古空港に米軍ヘリ4機(12日)共同
沖縄県宮古島市の宮古空港に10日午後、訓練でフィリピンから戻る途中だった米軍普天間飛行場所属のCH53大型輸送ヘリコプター4機が、給油目的で緊急着陸した。県空港課などによると午後3時45分に最初の2機、同4時47分に残りの2機が滑走路に着陸。4機とも給油を終えた同5時50分、一斉に離陸し、同7時過ぎに普天間飛行場へ戻った。民間機の運航に影響はなかった。
在沖米海兵隊は11日、本紙の取材に「通常より強い向かい風が吹き、燃料が少なくなったため、目的地ではなかった宮古空港に着陸した」と回答。「最も安全な選択肢を選び、標準的な手順で着陸した」と説明した。
玉城デニー知事は11日、記者団に「風が強いから燃料をたくさん使ったというのは、今まで聞いたことがない」とし、米軍に整備や点検の徹底を求める考えを示した。3月には石垣空港にMV22オスプレイが緊急着陸したばかり。「ここのところ立て続けに起きている」と懸念した。
宮古島市の座喜味一幸市長は「米側に対して、フライト計画に万全を期すよう沖縄防衛局を通して申し入れる」とコメントした。
市内の女性たちでつくる「みやこ・あんなの会」の池間美津枝代表は「米軍は好き勝手に飛行場や港を使っている。許せない。もし大きな事故があれば市民に被害が及ぶ」と怒り、日米地位協定の見直しを訴えた。(宮古支局・當山学、政経部・大城大輔)
https://www.okinawatimes.co.jp/articles/-/941259
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