活断層影響ならM7級起こる恐れ 石川県珠洲で地震3回、最大震度4(5日)共同
4日午前、珠洲市で1時間のうちに震度4、3、2の地震が立て続けに発生した。気象庁によると、震源はいずれも市北部。群発地震が続く奥能登では今年、震度1以上の揺れの観測が37回となり、珠洲北部の外浦沿岸地域を震源地とする地震が目立つ。専門家は付近の活断層に影響した場合、マグニチュード(M)6~7級の大地震が起こる恐れがあるとして警戒を呼び掛けている。
最初の地震は午前10時26分ごろ、珠洲市正院町で震度4を観測した。続いて同10時28分ごろに震度3、同11時18分ごろに震度2の揺れがあった。震源の深さはいずれも約10キロ、最初の地震の規模はM4・3と推定される。同市などによると、これら地震によるけが人や建物の被害は確認されていない。
珠洲付近では群発地震が続いており、昨年は最大震度5弱をはじめ震度1以上を計70回観測した。今年に入っても1、2月に各6回、3月に22回を数えた。震度4は3月23日以来、今年4回目で、1日に3回以上の揺れを観測したのは今年5度目と、収束の兆しは見えていない。
群発地震を調査している金大の平松良浩教授(地震学)によると、震源が集中する地域は珠洲市内に4カ所あり、特に北部の木ノ浦海岸から大谷町にかけての外浦沿岸で活動が活発となっている。
平松教授は同地域で3月以降、比較的大きな揺れが多くなっているとの見方を示し「今後も震度4~5の地震が続くことは十分あり得る」と説明。地震活動が付近の活断層に影響した場合は「M6~7級の地震が起き、被害が広範囲にわたる可能性がある」とし、2007年に輪島市などで最大震度6強を観測した能登半島地震と同規模の大地震にも警戒が必要だと指摘した。
平松教授は、能登半島の地下にある何らかの流体が膨張した影響で地震が起きているとみて地殻変動のデータなどを収集している。流体が断層に入り込んでいる可能性もあるという。
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