米最高裁は4日、2013年のボストン・マラソンを狙った連続爆破テロで、ツァルナエフ被告(28)への地裁の死刑判決を破棄した高裁判断は誤りだったとして覆し、死刑を支持する判断を示した。バイデン大統領は死刑廃止の方針を掲げており、当面執行されないとみられている。
9人の最高裁判事のうち保守派6人が賛成に回り、3人が反対した。保守派のトーマス判事は「ツァルナエフ被告は凶悪な罪を犯した」と強調した。
テロは13年にマラソンのゴール付近で発生。爆弾が2回爆発し、3人が死亡、260人以上が負傷した。地裁が15年に陪審の決定に基づき死刑を言い渡したが、高裁は20年、地裁で被告に関して中立的ではない陪審員が含まれていたとして破棄していた。
連邦レベルの死刑執行を再開したトランプ前政権時代の司法省は、死刑を破棄した高裁判断を不服として最高裁に上訴した。バイデン氏は司法省の独立を尊重し、訴訟が続いていた。(共同)
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