焼き肉店立てこもり 被告に保護観察付き判決 東京地裁（18日）NHK

ことし1月、東京 渋谷区の焼き肉店で、店長を人質にとって立てこもり、監禁の罪に問われた28歳の被告に、東京地方裁判所は「自暴自棄になって犯行に及んだが、生活を改めようとしており、社会で立ち直る機会を与えるのがふさわしい」として、保護観察の付いた執行猶予の判決を言い渡しました。
住所不定・無職の荒木秋冬被告（28）は、ことし1月、東京 渋谷区の焼き肉店で刃物を持って、およそ3時間にわたり店長を人質にとって、立てこもったとして監禁の罪に問われました。
18日の判決で東京地方裁判所の向井亜紀子裁判官は「仕事を辞めて所持金を使い果たし、路上生活を送る中で自暴自棄になって犯行に及んだ。被害者の精神的な苦痛は大きく、社会に不安を与えたことも軽視できない」と指摘しました。
一方で「被告は若く、今後は生活を改め、実家に帰って農業などで働くと述べている。反省を深めているとまでは認められないが、社会で立ち直る機会を与えるのがふさわしい」として、定期的に生活の指導などを受ける「保護観察」の付いた懲役2年6か月、執行猶予4年を言い渡しました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220318/k10013539531000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_018