水際対策に乗じ白タク行為か 東京の会社役員を逮捕起訴（１８日）NHK

新型コロナの水際対策で海外から帰国した人たちに公共交通機関を使わないで移動するよう呼びかけられていた中、関西空港などから無許可で客を乗せる白タク行為を繰り返したとして東京の会社役員が逮捕・起訴されていたことが分かりました。
逮捕・起訴されたのは、東京にある運転代行などの会社「チャータージャパン」の役員、坂本清美被告（69）です。
起訴状などによりますと、去年12月までのおよそ2か月間に、海外から帰国した人たちを関西空港などから自宅や宿泊施設まで無許可で乗せる白タク行為を17回繰り返したとして道路運送法違反の罪に問われています。
当時、国は新型コロナの水際対策として帰国した人たちに公共交通機関を使わず、自家用車やハイヤーで移動し、待機期間を過ごすよう呼びかけていました。
捜査関係者によりますと、会社で作ったホームページなどで客を集め、従業員や運転代行の提携先などに割りふっていたということです。警察の調べに対し「コロナで運転代行の仕事が激減した。移動制限で需要があると感じた」などと話し、白タク行為を認めているということです。
警察が会社の入金記録などを調べたところ、去年12月までの1年9か月間に白タク行為を2400回以上繰り返し、およそ9000万円の売り上げに関わったとみられるということです。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220318/k10013539161000.html