令和3年3月に名古屋出入国在留管理局の施設収容中だったスリランカ人女性のウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、遺族が4日、国に損害賠償を求め、名古屋地裁に提訴した。亡くなってから6日で1年となる。
ウィシュマさんは平成29年、日本語を勉強するため「留学」の在留資格で来日。その後不法残留となり、令和2年8月、静岡県内の交番に出頭し逮捕後、名古屋入管に収容された。3年1月以降、嘔吐(おうと)などの体調不良を訴えたが、一時的に収容を解く仮放免は最後まで認められなかった。
出入国在留管理庁は同8月、職員の危機意識が乏しかったなどとする調査報告書を公表。死因は特定できないとしている。
ウィシュマさん死亡後に来日した妹2人は同11月、殺人容疑で告訴状を名古屋地検に提出、その後受理された。
https://www.sankei.com/article/20220304-RSMCNEI5SFJRDOWAJC63OR5GYA/