元神奈川県警警察官 葬儀会社から賄賂受け取りで執行猶予つき有罪判決(15日)TBS
警察が取り扱った事件や事故などの遺体をめぐって、葬儀会社から賄賂を受け取った罪に問われている神奈川県警の元警察官の裁判で、横浜地裁は執行猶予つきの有罪判決を言い渡しました。
受託収賄の罪に問われた元神奈川県警大和警察署の警部補、加藤聖被告(49)。
警察が取り扱った遺体の搬送をする際、特定の葬儀会社から「遺族に優先的に紹介してほしい」と頼まれ、紹介の見返りにおよそ200万円分の現金や商品券を受け取ったとされています。
加藤被告は起訴内容を認めたうえで、裁判でこう証言していました。
加藤被告
「神奈川県警の警察署はほぼ全てで、葬儀会社から金券をもらっていると思う」
具体的な警察署の名前などを挙げたうえで、神奈川県警では葬儀会社が警察署に対して、金券などを渡す慣習が続いていたと証言したのです。
きょうの判決で、横浜地裁は… 裁判長
「葬儀会社が金券を渡す悪習があったとしても、本件は特定の業者と一警察官との間で頻繁に現金が授受されるなどしていて、刑事責任を軽く見ることは到底できない」
加藤被告には、懲役2年6か月、執行猶予4年、追徴金およそ195万円の判決が言い渡されました。
一方、葬儀会社から金券などを受け取るのが神奈川県警では慣習になっていたとする加藤被告の証言について、県警は、「現在、同種の案件で調査している事柄はない」としています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye6007672.htm
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