ウクライナ人10名雇用予定 鳴子の旅館「どうか無事で」(7日)共同
ロシアのウクライナ侵攻を受け、宮城県大崎市鳴子温泉で温泉保養施設の開業準備を進める運営会社の佐々木清志社長(59)が、採用を予定するウクライナの若者の安否を案じている。「どうか無事でいてほしい。家族と一緒の来日を呼び掛けている」と早期受け入れを望んでいる。

社長「できる限り難民受け入れたい」
佐々木さんは建設会社「サンユー」(石巻市)を経営する傍ら、2018年に運営組織の破綻で閉鎖された温泉旅館「農民の家」を買い取り、再開に向けて準備中だ。建設業などの人手不足を補うため、ウクライナの首都キエフに人材募集の拠点を置いている。
農民の家は当初、昨年10月に開業を予定し、20~30代のウクライナ人10人を接客係として採用。キエフの大学には日本語学科があり、歴史ある街並みが残る現地を7回訪問した佐々木さんは親日的な印象を受け、訪日外国人旅行客への対応なども期待した。
だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響による半導体不足で施設改修に必要な配電盤の輸入が遅れ、開業を延期。1月に来日予定だったウクライナ人もコロナ禍の入国制限で待機を余儀なくされる中、激しい戦禍に見舞われた。
佐々木さんの元には、採用予定者の一人でキエフ在住のキム・イリーナさん(32)から、会員制交流サイト(SNS)を通じ、ミサイル攻撃を受けた市内の緊迫した様子の映像が連日届いている。
昨年7~12月に鳴子に滞在し、開業準備を手伝ったイリーナさんからは「早く日本に行きたい」「家族のことが心配」と焦りと不安の声が寄せられた。採用予定だった男性の一人が、既に兵役に就いた可能性があることも分かった。
https://kahoku.news/articles/20220307khn000018.html
岸田文雄首相は2日、ウクライナからの難民受け入れを表明した。佐々木さんは「採用予定だったウクライナの若い人は日本語が上手で、働く意欲にも満ちていた。現地には知り合いも多く、できる限り難民を受け入れたい」と話し、情報収集を急いでいる。
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