大阪府は28日、国の承認を受けていない添加剤を使用して医薬品を製造したとして、共和薬品工業(大阪市)に10日間の業務停止と業務の改善を命じた。府によると、添加剤は食品にも使われるもので、健康被害は確認されていない。同社は28日、代表取締役の報酬を月額50%、半年間返納すると発表した。
府などによると、製造したのは医師の処方が不要な第2種医薬品で、骨粗鬆症(こつそしょうしょう)などの治療に利用される。平成2年の試作段階から添加剤としてステアリン酸マグネシウムを使っていたが、厚生労働省の薬事承認を受ける際に記載せず、その後も承認変更をしないままだった。
府は同社に29日から4月7日まで、第2種医薬品の製造販売を原則停止するよう命令。品質管理の強化や再発防止も命じた。兵庫県も28日、製造拠点の三田工場(同県三田市)について、29日から4月30日までの製造停止を命じた。
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