障害者施設での虐待 相談や通報 過去最多に 400件余りは未調査(30日)NHK
昨年度、障害者施設での虐待について全国の市区町村に寄せられた相談や通報などは、過去最多の2900件余りだったことが国のまとめで分かりました。このうち400件余りは自治体の調査が行われておらず、厚生労働省は虐待の見逃しにつながるおそれもあるとしています。
厚生労働省によりますと、昨年度、障害者施設での虐待に関して全国の市区町村が家族や施設の職員などから受けた相談や通報などは前年度より95件多い2912件で、平成24年度に統計を取り始めて以降、最も多くなりました。
自治体が調査した結果、虐待を受けたと判断された障害者は、156人増えて過去最多の890人となり、このうち40代の男性1人が死亡しています。
一方、市区町村が受けた相談や通報の15%にあたる437件は、昨年度のうちに調査が行われていなかったということです。
理由は「明らかに虐待ではなく調査が不要と判断した」が57%、「後日、調査を予定しているか、調査の要否を検討中」が21%などとなっています。
調査をしていなかった件数が都道府県別で最も多かったのは東京都で62件、次いで大阪府が38件、神奈川県と愛知県がそれぞれ30件でした。
また調査をしていなかった割合を見ると、宮崎県が最も高く39%、次いで長崎県が37%、富山県と奈良県がいずれも28%でした。
岐阜県と徳島県、佐賀県はいずれもすべて調査をしていたということです。
厚生労働省は「個別の事情はあるが、調査をしていない件数が多いほど虐待が見逃されるおそれが出てくる。本当に調査の必要がない事例なのか十分に検討してほしい」としています。
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https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220330/k10013558421000.html
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