26人が犠牲となった大阪市北区のクリニック放火殺人事件で、大阪府警天満署捜査本部は16日、殺人容疑などで書類送検した谷本盛雄容疑者(61)=死亡=のスマートフォンを解析した結果、昨年5月にスマホを購入後、自殺に関する資料などを検索していたと明らかにした。昨年10月には「拡大自殺」を調べた履歴もあったが、以降は自殺に関する検索は途絶えたという。
書類送検容疑は昨年12月17日午前10時15分ごろ、大阪市北区曽根崎新地の雑居ビル4階の心療内科「西梅田こころとからだのクリニック」で、ガソリンを入れた2つの紙袋を両手に持って来院。直後にガソリンを床にまいてライターで点火し、西澤弘太郎院長(49)らスタッフや患者26人を殺害するなどしたとしている。事件の約30分前には居住先だった大阪市西淀川区の住宅にも放火したとして、非現住建造物等放火の疑いでも書類送検した。
事件では、クリニックから27人が心肺停止の状態で病院に搬送され、谷本容疑者を含めた全員が死亡。谷本容疑者は一酸化炭素(CO)中毒による蘇生(そせい)後脳症で死亡した。犠牲者はクリニックのスタッフや患者ら21~59歳の男女26人。
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