空き家の真価 調べます コロナ禍の移住需要、問い合わせ倍増(8日)共同
金沢市新竪町の「金沢R不動産」は、空き家を不動産と建築設計の観点から調査する「木たて調査室」という取り組みを始めた。現在は珠洲市の四軒、能登町の一軒を調査して報告書にまとめ、同社のウェブサイトに掲載している。この事業は国土交通省の「住宅市場を活用した空き家対策モデル事業」になっている。 (岩本雅子)
同社は約二年前から古ビルの調査をしている。古民家が多い金沢市で、使われていない空き家を調査することで、その物件の新しい価値を見つけようと、昨年から始めたサービスだ。
新型コロナウイルスの影響で地方への移住需要が高まり、珠洲市では移住の問い合わせが二〇一九年度は九十件だったが、二〇年度は百七十四件に倍増。ただ、空き家は改修が必要なケースが多く、市が運営するウェブサイトの基本情報だけでは不十分で、専門家の視点が必要だった。
そこで金沢R不動産が協力し、空き家の調査に乗り出した。建築士や宅地建物取引士が建物の状況を調べ、改修が必要な場所などの所見を報告書にまとめた。「家のどこにいても波の音が聞こえる。宿泊施設の活用もいい」「下水道がない」など、長所や短所を細かく記載。「能登の文化が感じられる間取り」といった記述もあり、移住希望者が暮らしを想像しやすいよう工夫されている。
同社の小津誠一代表は「移住希望者とはスムーズなやりとりが必要なため、できるだけ細かく調査している。市町を越えて連携し、地元の業者と協力していきたい」と話す。
同社は県内の空き家所有者からの調査依頼を広く引き受けている。詳細はウェブサイト(「金沢R不動産」で検索)で確認できる。
https://www.chunichi.co.jp/article/430626?rct=k_ishikawa
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