中小企業の電子化を支援する国の「IT導入補助金」を不正受給したとされる事件で、大阪府警捜査2課などは1日、国から補助金計900万円を詐取したとして、詐欺容疑で、新たにテレビ朝日社員、奥山明宏容疑者(47)=神奈川県鎌倉市雪ノ下=を逮捕した。同社によると、奥山容疑者は報道局報道番組センターに所属。全国ネットの報道番組「スーパーJチャンネル」の特集担当デスクとして勤務していた。
同社は「逮捕されたことは大変遺憾であり、捜査の進展を見守った上で厳正に対処する」としている。
事件をめぐっては、同社セールスプロモーション局ソリューション推進部長だった三田研人容疑者(49)が、国から補助金計900万円を詐取したとして2月、府警に逮捕されていた。同社によると、2人の関係性について「現時点では確認できていない」としている。
府警は、事件を主導したとされる大阪市中央区のホームページ制作会社「ワールドエージェント」代表取締役、北川督(つかさ)容疑者(33)ら男2人も再逮捕した。捜査関係者などによると、北川容疑者らは国に約680件の補助金を申請し、計約3億4千万円を受給していた可能性があるという。
奥山容疑者らの逮捕容疑は共謀し平成31年1~3月、不動産関連会社など18社がワールド社にITツール導入経費を支払ったと偽って補助金を申請し、国から計900万円をだまし取ったとしている。
府警によると、申請した18社は1社を除き、奥山容疑者やその親族が代表を務めていた。
https://www.sankei.com/article/20220301-V3PERFSRYBNMXDLHEJKKNF5OGQ/