17年前 4人死傷の「開かずの踏切」 線路の高架化で解消 東京(20日)NHK
東京 足立区のいわゆる「開かずの踏切」で、4人が電車にはねられ死傷した事故をきっかけに10年がかりで進められてきた線路の高架化の工事が完了し、20日、事故現場になった開かずの踏切が解消されました。
東京 足立区にある東武鉄道竹ノ塚駅近くには、ピーク時には1時間に50分以上遮断機が開かない「開かずの踏切」があり、17年前、手動式だった遮断機を保安係が誤って上げ、踏切を渡っていた2人がはねられて死亡し、2人が大けがをしました。
事故をきっかけに、足立区や東武鉄道などがおよそ636億円をかけて当時、5本あった線路をすべて高架にする工事を10年がかりで進め、20日未明までに高架化が完了し、開かずの踏切も撤去されました。
17年前の事故で当時75歳の母親を亡くした加山圭子さんは、「安全対策が進んだことは歓迎すべきですが、踏切がなくなり、母が亡くなった事故のことを忘れられてしまうのではないか危惧しています。踏切の安全対策について訴え続けていきたいです」と話していました。
近くに住み幼い子どもがいる男性は、「朝のラッシュ時間だと5分や10分待つことも多かったので、解消されるのはうれしいです。ただ、踏切がなくなることで、車の交通量も増えると思うので事故には気をつけたいと思います」と話していました。
「開かずの踏切」全国に539か所 5年間に454人死亡
踏切を解消する方法として線路の高架化や地下化がありますが、鉄道事業者や自治体は、ばく大な費用がかかるうえ、工事の長期化も避けられず、住民の理解も必要なことなどからなかなか進められないのが現状です。
こうした中、踏切での事故は後を絶たず、昨年度までの5年間に全国で1077件の事故が起き、454人が死亡、386人がけがをしています。
続きを読む
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220320/k10013542951000.html?utm_int=news-social_contents_list-items_007
« 【国内感染】新型コロナ 66人死亡 3万9659人感染(20日18:15)(20日)NHK | トップページ | 買い物中、目の前に倒れた男性 手に取ったAEDはバッテリー切れ(20日)朝日 »
「東京都関係ニュース」カテゴリの記事
- 熱中症の疑い 東京都内で101人病院搬送(2日)NHK(2022.07.02)
- 熱中症搬送者、6月は過去最多 前年同月の5倍超に―東京消防庁(1日)時事(2022.07.01)
- 東京都 感染状況の警戒レベルを「上から2番目」に引き上げへ 新型コロナの新規感染者増加(30日)TBS(2022.06.30)
- 東京都内 熱中症の疑いで83人搬送 (29日午後3時)(2022.06.29)
- 東京都 新型コロナ 1人死亡 2004人感染確認 9日連続前週上回る(26日)NHK(2022.06.26)
« 【国内感染】新型コロナ 66人死亡 3万9659人感染(20日18:15)(20日)NHK | トップページ | 買い物中、目の前に倒れた男性 手に取ったAEDはバッテリー切れ(20日)朝日 »
コメント