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2022年2月28日 (月)

亡くなった家族を放置… 宮城で相次ぐ遺棄事件、なぜ? 孤立、困窮の末に(28日)共同

宮城県内で同居家族の遺体を自宅に放置する死体遺棄事件が相次いで起きている。逮捕された人の多くが孤立し「貧しくて葬式を出せなかった」ことなどを放置理由に挙げる容疑者もいる。専門家は「孤立社会の到来で支援の手が差し伸べられず、困窮する家庭が増えていることの表れだ」と警鐘を鳴らす。

「どうしたらいいか」

 宮城県亘理町のJR亘理駅から西に約1キロの住宅街。23日、住宅を訪れた県警亘理署員は寝室の布団で寝間着姿の白骨遺体を発見した。同署は24日、住人の男(73)を死体遺棄容疑で逮捕した。
 遺体は男の弟とみられ、死後5年ほど経過。男は「葬式を出す金がなく、どうすればいいか分からなかった」と話したという。
 住民によると、男は弟と2人暮らし。20年ほど前に印刷会社を早期退職した後は定職に就いていなかった。建設関係に従事した弟も脚のけがでほぼ寝たきり。暮らし向きは厳しかったとみられる。近所の男性(83)は「男は内気で周囲との交流もなかった。困っても助けを求める相手がいなかったのだろう」と推測する。
 親族が絡む死体遺棄事件は死亡を隠して年金の不正受給を狙うケースが多い。ただ、県内で本年度発生した7件はいずれも不正受給を意図した犯行ではなかったとみられる。

見守る側も苦慮

 昨年7月、石巻市で発覚した事件も生活苦が背景にあった。同居する80代伯母の遺体を放置したとして死体遺棄容疑で逮捕された建設作業員の男(52)は「通報しなければ葬儀代がかからず生活が楽になると思った」と供述。その後の仙台地裁の公判では「頼れる人がいなかった」と語った。
 見守る側も対応に苦慮する。今月1日、80代母親の遺体を自宅に遺棄した疑いで逮捕された職業不詳の女性(49)=不起訴=が暮らしていた仙台市泉区将監地区。民生委員の男性(54)は「こんな状況になるまで異変に気付けなかった」と悔しそうに語る。
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https://kahoku.news/articles/20220227khn000018.html

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