「買い物代行」福井県内で利用急増…コロナ感染拡大で需要 子育て世代が積極利用(8日)共同
新型コロナウイルス感染拡大に伴い福井県内で外出自粛や自宅療養が増える中、食料品や日用品を宅配する「買い物代行」サービスの需要が急速に拡大している。サービスを展開する県民生協(本部福井市)によると、今年1月後半に入って利用者数が前年同期比1・7倍程度に急増。子育て世帯の利用も増えており、市民生活の維持や困りごとに対応するサービスとして存在感が高まっている。
県民生協の「ハーツのおつかいさん」は、月~金曜の午前中に電話注文を受けた商品をその日の午後5時までに自宅へ配送するサービスで、外出困難な高齢者ら向けに2010年にスタートした。昨年11月に県内のハーツ全10店に拡大し、奥越と嶺南の一部などを除く県域をカバーしている。
担当者によると、11月以降の感染が落ち着いていた時期は利用者数が週140人程度で推移していたが、オミクロン株の感染が急拡大した1月17日の週以降は急激に伸びて週240人程度にまで拡大した。会員登録数も3カ月前に比べて1・5倍以上となる530人超にまで増えている。
「万が一感染した場合の準備などを含め、特に子育て中の若い世代からの注文が急に増えた。感染して外出できない人の利用もあり、その場合は玄関付近に『置き配』している」と担当者。冷凍食品やレトルト食品など“巣ごもり”関連のほか、洗剤やシャンプーといった日用品、消毒液などの衛生用品も売れているという。
電話注文は福井市内のハーツ志比口店の事務所で一括で受けているが、利用急増によりオペレーターの増員を検討している。担当者は「買い物代行は社会貢献の意味合いが強い事業。今後もしっかりと需要に応えていきたい」と力を込める。
ほかにも、ヤスサキ(福井市)がワイプラザ新保店(同市)の半径5キロ以内を対象に、スマートフォンアプリを使って即日宅配も可能な「ネットスーパー」を2月4日から始めた。事前申し込みが1月中旬から急増したという。
また、非接触型サービスのニーズも高まっており、PLANT(本社坂井市)が坂井店と清水店で展開する「ピックアップサービス」は、ネットで事前に注文・決済した商品を店舗駐車場で受け取る仕組み。担当者は「接触を避ける観点から、顧客の利用が着実に増えている」と話す。
県民生協では県の委託事業として、コロナに感染した自宅療養者に1週間分の食料品を配達する業務も担っている。パスタやレトルト食品、缶詰などのセットを配布しており、県が費用を負担。1月11日から運用が始まり、同月末時点で500件以上の利用があった。
https://www.fukuishimbun.co.jp/articles/-/1489401
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