北朝鮮による拉致問題のオンライン出前授業が18日、兵庫県加西市立泉中学校で行われた。産経新聞東京本社の中村将(かつし)編集長が2年生約60人に講義し、「拉致を自分の問題と考えてほしい」と訴えた。
中村編集長は拉致の目的や被害者家族の苦しみ、救出に向けた活動などについて説明。被害者の一人、横田めぐみさん(57)=拉致当時(13)=が、中学生で拉致されたことに触れ、「家族が突然いなくなり、北朝鮮にいるのが分かっているのに取り返せない。これを自分のこととして考えてほしい」と語りかけた。
生徒はめぐみさんの母、早紀江さん(86)が被害者の早期救出を求める動画も視聴した。
生徒からの「解決のために自分たちは何ができるか」の質問に対し、中村編集長は「問題を知り、伝え、解決に向けて声を上げることが家族の勇気となり、政府を動かす力となる」と答えた。
授業を受けた内藤涼太さん(14)は「この問題や被害者家族の思いを、身近な人に伝えることが大切だと感じた」、甘中未紗(かんなか・みさ)さん(14)は「人権などがあることで困ることなく過ごせる日常を大切にしたい」と話した。
https://www.sankei.com/article/20220218-GAYJXHUDTNPL3EGW7BKU5PO7NM/