ドカ雪、札幌市民ぐったり ２４時間降雪量最多６０センチ 立ち往生や事故、通報２００件（７日）共同

札幌市で２４時間降雪量が６０センチを観測するなど、道央圏を中心に記録的な大雪となった６日、ＪＲやバスの運休が相次ぎ、生活の足は大きく乱れた。ＪＲ札幌駅や新千歳空港では、ビジネス客や観光客が、タクシーやバスの乗り場前で長蛇の列を作った。札幌市内などでは車の立ち往生による渋滞も発生。市内の積雪の深さは８年ぶりに１メートルを超え、朝から除雪に追われた住民からは「もううんざり」との声が漏れた。

　「まさかＪＲもバスも動かないなんて」。出張で札幌市を訪れていた大阪市の会社員来会貴裕さん（３０）は、ＪＲ札幌駅で嘆いた。６日午前９時前に同駅を訪れたが、当初１０分だった雪による遅れが延び、同駅発の全列車が終日運休すると昼ごろに知った。来会さんは「空港に行けないので、ホテルにもう１泊する。とにかくゆっくり休みたい」と疲れた表情で話した。

残り：711文字　全文：1075文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/642631/