1歳児死亡、母親が無罪主張 保護責任者遺棄致死罪―福岡地裁(21日)時事
福岡県田川市で2018年、低栄養状態の三男=当時(1)=に適切な治療を受けさせず死亡させたとして、保護責任者遺棄致死罪に問われた母親の常慶藍被告(26)の裁判員裁判の初公判が21日、福岡地裁(溝国禎久裁判長)であった。藍被告は罪状認否で「違います」などと述べ、無罪を主張した。判決は3月11日の予定。
事件では、父親の雅則被告(26)も同罪で起訴され、公判前整理手続き中。同被告は、三男にエアガンを至近距離から発射し、大けがをさせたとする傷害罪にも問われている。
検察側は冒頭陳述で、三男が遅くとも18年10月下旬ごろまでに低栄養状態で極度に痩せ細り、骨折やエアガンによる暴行などでさらに衰弱したと指摘。肺炎も発症して呼吸困難に陥ったのに、自宅に放置されていたと述べた。
弁護側は、藍被告には知的障害があったとした上で、「育児スキルが十分とは言えず、病院に連れて行くべき状況だったと気付かなかった」と反論した。
起訴状によると、両被告は18年10月下旬までに三男の唯雅ちゃんが重度の低栄養状態に陥り、両腕や両脚、肋骨(ろっこつ)を骨折、肺炎を発症したのに医師の診察を受けさせず、同年12月1日に死亡させたとされる。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2022022100122&g=soc
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