1月15日に実施された大学入学共通テストで「世界史B」の出題内容が試験時間中に流出した問題で、大学入試センターが被害届を提出し、警視庁が受理していたことが31日、捜査関係者への取材で分かった。捜査1課が偽計業務妨害容疑を視野に捜査し、香川県警に出頭した受験生の女性(19)について、起訴を求めない意見を付け、近く書類送検する方針。
捜査関係者によると、女性は、大阪府内の私立大1年生。都内の有名私立大を目指していた「仮面浪人」中だった。昨年12月に「高2の女子高生」と名乗り、複数の家庭教師マッチングサイトに登録。4人の大学生と接触し、家庭教師としての力を試す「テスト」と偽って複数科目の解答を依頼していた。
共通テストは大阪府の会場で受験した。上着の袖に隠したスマートフォンで世界史Bの問題用紙を撮影。インターネットアプリ「Skype(スカイプ)」で複数の東大生に画像を送信し解答を受け取っていた。女性は1月27日、家族に付き添われて香川県警丸亀署に出頭。「成績が上がらず、受かる自信がなかった」などと説明している。
捜査1課は、組織的な犯行ではないと判断。自ら出頭し反省の態度を示していることなどから、起訴を求めない意見を付け、書類送検する方向で東京地検と調整している。
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