未成年女性が内密出産 熊本・慈恵病院、国内初か 「翻意の可能性も」(5日)共同
病院だけに身元を明かして出産する独自の「内密出産制度」を導入する熊本市の慈恵病院は4日、制度の利用を希望する未成年の女性が昨年12月に出産し、新生児を保護したと発表した。国内初の事例になるとみられるが、同日記者会見した蓮田健院長は「女性は心が揺れており、翻意する可能性がある」と状況を説明。女性自身が子育てに携われるよう、今後も説得を続けるという。
病院によると、西日本在住の女性は昨年11月中旬にメールで病院に相談。同12月に病院が保護し、出産した。病院の新生児相談室長にだけ身元を明かしたという。病院は新生児の性別を明らかにしておらず、女性は既に退院している。
内密出産制度は子どもの出自を知る権利を確保する仕組みで、今回、病院は女性の同意を得た上で健康保険証などのコピーを保管。女性は身元を明かせない理由として「母親との関係悪化の懸念」「パートナーの暴力」を挙げたという。
新生児を保護した病院は女性が翻意する可能性があることなどから、現時点では熊本市に出生届を提出していない。仮に女性が翻意しなかった場合、親の身元を知っているにもかかわらず、病院が情報を管理するルールに沿って、父母欄を空白のまま出すことになる。その際、公正証書原本不実記載罪に当たる恐れがあり、蓮田院長は法律の制度化を改めて国に求めた。 (鶴善行、西村百合恵)
https://www.nishinippon.co.jp/item/n/856940/
内密出産制度は子どもの出自を知る権利を確保する仕組みで、今回、病院は女性の同意を得た上で健康保険証などのコピーを保管。女性は身元を明かせない理由として「母親との関係悪化の懸念」「パートナーの暴力」を挙げたという。
新生児を保護した病院は女性が翻意する可能性があることなどから、現時点では熊本市に出生届を提出していない。仮に女性が翻意しなかった場合、親の身元を知っているにもかかわらず、病院が情報を管理するルールに沿って、父母欄を空白のまま出すことになる。その際、公正証書原本不実記載罪に当たる恐れがあり、蓮田院長は法律の制度化を改めて国に求めた。 (鶴善行、西村百合恵)
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