〈独自〉大阪市、コロナ協力金で融資回収 医療法人「不当」と1・8億円求め提訴(4日)産経
大阪市から無担保で融資を受け、約2億円を返済しないまま昨夏に経営破綻した松本病院(同市福島区)の運営法人をめぐり、市が法人側に新型コロナウイルス患者の病床受け入れ協力金計1億8千万円を交付する決定をしながら、協力金全額を融資の回収に充てていたことが3日、市関係者らへの取材で分かった。融資の未返済分の大半が相殺された形で、こうした対応は極めて異例だ。
市はこれまで相殺による回収を公表していない。運営する医療法人「友愛会」は昨年12月、相殺は不当だとして、市に1億8千万円の支払いを求める訴訟を大阪地裁に起こした。
訴状などによると、松本病院は許可病床199床。昨年1月にコロナ用病床9床を新設し、さらに1床を増床した。ところが、設備の積極投資に伴い資金繰りが悪化するなどし、病院を運営する友愛会が同年8月に大阪地裁に民事再生法の適用を申請していた。
友愛会は病院の運営を継続し、市にコロナ患者の受け入れ協力金を申請。昨年9月と同年11月にそれぞれ9千万円を交付するとの決定を受けた。その後、市に請求書を提出したが、交付期限を過ぎても支払われず、市が交付金を未返済分の相殺に充てていたことが判明したという。
市は平成9年3月、友愛会の系列で、理事長職を同じ男性(故人)が務めていた社会福祉法人が特別養護老人ホームを建設する際、5億1千万円を無担保で融資。病院との複合施設だったため、整備費用として友愛会にも同様に4億9千万円を貸し付けた。ただ、その後、返済計画が見直され、昨年10月の時点で、利息を含め約2億円が未返済となっていた。
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https://www.sankei.com/article/20220104-BUCXF6Q2IBLDJGWJUXANO7HPOI/
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