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2021年12月30日 (木)

事件解決「諦めない」 通算11年専従捜査の警視―世田谷一家殺害・警視庁(30日)時事

東京都世田谷区で宮沢みきおさん=当時(44)=一家4人が殺害された事件は30日で、発生から21年となる。通算11年にわたり、専従で捜査に当たった警視庁東大和署長の野間俊一郎警視(60)は容疑者逮捕の期待を抱きつつ、来春に定年の予定。「諦めている捜査員は一人もいない。関係ないと思う話でも事件解決につながる可能性があるので情報を寄せてほしい」と協力を呼び掛ける。
 野間警視は1980年に警視庁に採用され、殺人や強盗事件などを扱う捜査1課で主に勤務。世田谷一家殺害事件を初めて担当したのは発生から4年が経過した2005年3月だった。
 住民らに当時の記憶を呼び起こしてもらうため、容疑者が現場に残したハンカチに付着したものと同じ香水「ドラッカーノワール」を聞き込みの捜査員に持たせたり、服に付けさせたりした。解決の見通しが立たない中、「1日でここまで解明できた」と声を掛け、捜査員を鼓舞し続けた。
 12年に84歳で亡くなった宮沢さんの父良行さんからは生前、「大変だと思いますが、よろしくお願いします」と声を掛けられた。遺族に気を使わせてしまうことを申し訳なく感じたといい、「解決したいと思ってやってきたが自分の力のなさを痛感している」と語る。
 20年8月に東大和署長に着任した後も、署員に事件概要や捜査経験の話を続けている。「なぜ子どもを含む一家4人を殺害したのか」。専従の捜査班を外れた今も容疑者逮捕への思いは消えない。「解決には何が足りないのか、常に考えています」
 事件は2000年12月30日深夜から31日未明、世田谷区上祖師谷で発生。宮沢さんと妻の泰子さん=同(41)=、長女にいなちゃん=同(8)=、長男の礼君=同(6)=の4人が殺害された。現場には容疑者の指紋や血液、凶器の包丁などが残されていた。警視庁は延べ約28万6400人を投入し捜査を続けている。情報は成城署捜査本部03(3482)3829まで。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021122900475&g=soc&utm_source=top&utm_medium=topics&utm_campaign=edit

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