京王線事件、逮捕の男「ハロウィーンは電車に多くの人がいると思った」（１日）TBS

きのう夜、東京・調布市を走る京王線の車内で乗客が刺されるなどして１７人が重軽傷を負った事件で、逮捕された男がハロウィーンの日を狙って犯行に及んだとみられることがわかりました。特別捜査本部が設置されている調布警察署からの報告です。
　殺人未遂の疑いで逮捕されたのは、住居不定・職業不詳の服部恭太容疑者（２４）で、きのう午後８時ごろ、調布市の京王線・国領駅付近を走行中の電車の中で７０代の男性の胸を刃物で刺し、殺害しようとした疑いが持たれています。
　その後の警視庁への取材で、服部容疑者が「ハロウィーンは電車にたくさんの人が乗っていると思った」と供述していることがわかりました。事件当日、服部容疑者は京王八王子駅から電車に乗り、渋谷駅で一度下車したのち、３０分ほど経ってから再び電車に乗ったということです。渋谷で一度下車した理由について、「ハロウィーンの様子を見たかった」「人出がどれくらいか興味があった」と供述しているということです。
Ｑ．服部容疑者はなぜ、こうした犯行を計画したのでしょうか？
　警視庁によりますと、服部容疑者は今年６月頃から仕事が上手くいかず、死にたいと思うようになり、「死ぬなら多くの人を殺して死刑になりたい」と考えるようになったとしていて、凶器の刃渡り３０センチのナイフも、この頃にインターネットで購入したと話しているということです。
　また、８月に起きた「小田急線の事件を参考にした」「計画が上手くいかなくて悔しい」などと供述しているということで、警視庁は計画的な犯行とみて詳しく調べています。
https://news.tbs.co.jp/newseye/tbs_newseye4395228.html