“邸宅侵入の罪は時効成立” 男性の起訴を取り消し 大阪地検(23日)NHK
正当な理由がないのに大阪市内のマンションに侵入したとして在宅起訴された男性について、大阪地方検察庁は証拠を精査した結果、侵入したと認定した日時が間違っていて、すでに時効が成立していたとして起訴を取り消しました。
大阪地方検察庁と大阪府警察本部などによりますと、起訴を取り消された男性は4年前の平成29年11月、正当な理由がないのに大阪市内のマンションの共用部分に侵入したとして、邸宅侵入の罪で去年10月に在宅起訴されました。
男性が携帯電話でマンションを撮影した動画を分析して侵入した日時を認定し有力な証拠としていましたが、警察が再度分析したところ、動画が更新された日時と撮影された日時を取り違えていて、実際に撮影されたのは2か月前の平成29年9月だったことが分かったということです。
邸宅侵入の罪の時効は3年で、検察は男性が起訴された去年10月にはすでに時効が成立していたとして、22日起訴を取り消しました。
これについて大阪地検公判部の松居徹郎部長は「所要の捜査を行って公訴の提起をしたが、証拠の分析・精査が不十分だったと言わざるをえず、改めて基本に忠実な捜査・公判を徹底したい」とコメントしています。
大阪府警 指摘を受け再確認「確認が不十分だった」
証拠を精査した大阪地方検察庁から指摘を受けて再び確認したところ、動画の日付は撮影日時ではなく、動画の最終更新日時だと判明し、時効が成立していることが分かったということです。
大阪府警は「確認が不十分だったところもあり、今後はこのようなことがないよう指導・教養を徹底していく」としています。
続きを読む
« 横浜海保の海上保安官2人 盗撮や酒気帯び運転か 警察が捜査(23日)NHK | トップページ | 【速報】腹など数か所刺され男性(78)死亡、神奈川県鎌倉市(23日)TBS »
「警察関係ニュース(行政も)」カテゴリの記事
- みかじめ料払えば「店も罰則」 警視庁、神田の繁華街で呼びかけ(26日)朝日(2022.05.26)
- 逃げ込んだパチンコ店で万引の男確保 川崎の学生お手柄(26日)共同(2022.05.26)
- 北海道警 巡査部長が射撃動作訓練中に実弾を誤発射(25日)NHK(2022.05.25)
- 母を亡くした大学生は白バイ隊員になった~関越道バス事故10年(24日)NHK(2022.05.24)
- 警察庁 サイバー捜査専門職員をユーロポールに初派遣へ(24日)NHK(2022.05.24)
« 横浜海保の海上保安官2人 盗撮や酒気帯び運転か 警察が捜査(23日)NHK | トップページ | 【速報】腹など数か所刺され男性(78)死亡、神奈川県鎌倉市(23日)TBS »
コメント