刃物で２０代女性を脅した男が逃走 仙台・錦町、財布奪ったか（１９日）共同

１９日午前１時４５分ごろ、仙台市青葉区錦町１丁目のマンションの通路で、男が住人の２０代女性を刃物で脅し、女性の自室玄関に押し入った。女性は抵抗し、男は刃物を持ったまま逃走した。女性は右手に軽いけがをして「財布がない」と話しており、仙台中央署は強盗致傷事件として男の行方を追っている。
　中央署によると、男は上下黒っぽい服装だったという。年代や身長、逃走した方向や手段などは分かっていない。刃物は果物ナイフのような形状だった。

　女性が仕事から帰宅して自室に向かい歩いていた際、自室と同じ階の通路にいた男が刃物を突き付け脅した。右手のけがは指の切り傷で、抵抗時に負ったとみられる。マンションの出入り口はオートロックだった。女性から連絡を受けた友人が１１０番した。
　現場はＪＲ仙台駅の北西約１キロにあるマンションなどが立ち並ぶ住宅地。宮城県庁など官庁街にも近い。
　付近の上杉山通小（児童９９１人）は１９日朝、保護者らに一斉メールで事件の発生を知らせて付き添い登校を呼び掛け、朝の部活動を中止。登校時間には教職員らが付近を警戒した。仙台市内の他の小中学校でも一斉メールで警戒を呼び掛けるなどした。
https://kahoku.news/articles/20211119khn000024.html