警視庁管内体感治安レベル2
首都東京体感治安(1、2日 単位・レベル)
「無差別事件」ほど恐ろしいのはない
【治安うんちく】
それにしても今年は恐ろしい事件が相次いでいる。31日に東京都調布市内を走る電車内で刃物を振り回して暴れた無差別襲撃事件が発生した。10月にはJR上野駅で、男性2人が面識のない男に刃物で襲われたり、8月には世田谷区内を走る小田急線車内でやはり刃物を振り回す事件があり、10人が重軽傷を負っている。動機はなんなのか…
… … … … …
警察庁にこんな数字がある。令和2年の検挙件数から見た犯行の動機・原因別の数字だ。
昨年の年間刑法犯検挙件数は27万0430件。この中で最多の動機は「対象物自体の所有・消費目的」で6万1025件もあった。「俺もあれが欲しい」と強奪目的だ。
刑法犯で次いで多いのは生活困窮の5万8367件、これに憤怒の4万4764件と続く。
この憤怒は粗暴犯でも1位で3万7761件もある。問題は「動機不明」で5512件もあり、精神傷害及び疑いによる犯行も1225件ある。
まさに今回の事件の動機は、これに該当するのではないだろうか。報道によると「2人以上殺して死刑になりたかった。」として、今年8月の小田急線の刺傷事件を参考にしたと訳の分からないことを供述しているという。
では、他人から物を騙し取るなどの罪種が多い知能犯—動機の1位は「生活困窮」で知能犯1万7979件のうち34.9㌫に当たる6276件もある。では、詐欺犯は?と言えば1万5138件のうち、「遊行費充当」が4241件もある。
このように犯罪の多くは「欲求の解消」という勝手論が多いのは確かなようだ。勿論、風俗犯のように物的欲求というよりは性的欲求もあるが…それにしても今回の事件—しっかり動機を解明しての対策が必要だが、その前に、こんな人間がうようよしている世の中こそ問題だ。
治安情勢に不安を与えた事件だったが、犯人検挙もあって
首都東京体感治安は「レベル2(ブルー)」とする。
【悪質商法はうそつき】 (警察察庁標語)
(う)まい話を信用しない
(そ)そうだんする
(つ)られて返事しない
すぐに契約しない
(き)っぱり、はっきり、断る
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