増加する特殊詐欺被害を防ごうと、大阪府内の警察署が注意を呼びかける活動に力を入れている。著名人を起用して動画を作成したり、ハロウィーンにあわせて和菓子店に協力をしてもらったりと、あの手この手の作戦を繰り広げている。
 府警によると、1~8月の府内の同被害認知件数は964件で昨年1年間の1107件を上回るペース。
そこで布施、河内、枚岡の3署は、東大阪市出身で吉本新喜劇で活躍する女優、未知やすえさん(58)が被害防止を呼び掛ける動画を作成。未知さんが「怪しい電話はいったん切り、家族や警察に相談して」などと訴えている。さらに未知さんが一日署長に就任し、署員らに号令をかけるとともに、「動画で『やすえちゃんが詐欺と言ってたな』と思い出してもらい、被害防止に少しでも力になれたらうれしい」と力を込めた。
一方、天満署ではハロウィーンの31日まで、和菓子店「EIKADO」大阪天満宮店(大阪市北区)と協力し、訪れる高齢者らに注意点などを書いたカードを配布。還付金詐欺の増加を踏まえ、店員らが「かんぷきん+ATM(現金自動預払機)=さぎ」と書かれたカードを渡し、口頭でも声をかけている。
店長の船渓(ふなたに)知見さん(40)は「カードや、会話を思い出して、防犯につながれば」と話した。
https://www.sankei.com/article/20211013-ZDQGEDQY7BNPNA2JG4QGPOMJHE/