国連安保理緊急会合 北朝鮮ミサイル発射で一致した対応示せず(21日)NHK
19日の北朝鮮による弾道ミサイルの発射を受けて、国連安全保障理事会の緊急会合が開かれました。欧米各国が発射を非難し、安保理の決議違反だとして声明の取りまとめを求めましたが、中国とロシアが反対し、一致した対応を示すことはできませんでした。
北朝鮮は19日弾道ミサイルを発射し、翌日、新型のSLBM=潜水艦発射弾道ミサイルの発射実験に成功したと発表しました。
これを受けて国連安保理は20日、アメリカなどの要請に基づいて緊急会合を非公開で開きました。
会合に先立ち、アメリカのトーマスグリーンフィールド国連大使は、記者団に対し「複数の安保理決議に違反していて受け入れられない。北朝鮮のミサイル開発は国際社会の平和と安全を脅かすものだ」と述べ、北朝鮮を非難しました。
そのうえで「アメリカは前提条件なしでの対話を呼びかけており、敵対的な意図がないことを明確にしている」と述べ、北朝鮮に対話に戻るよう改めて求めました。
また、フランスとアイルランド、それにエストニアの3か国は共同で会見し、発射を強く非難しました。
ただ、国連の外交筋によりますと、会合では、欧米各国が求めた声明の取りまとめに中国とロシアが反対し、各国が意見を述べるにとどまったということです。
安保理は、北朝鮮が先月15日と28日にミサイルを発射した際も緊急会合を開きましたが、いずれも声明の発表には至っておらず、今回も一致した対応を示すことはできませんでした。
官房副長官「北朝鮮に対し すべての義務に従うよう求める」
そのうえで「最近の一連の発射を含めて、北朝鮮による核・ミサイル活動は、わが国と地域、そして、国際社会の平和と安全を脅かすものだ。引き続き、アメリカをはじめとする国際社会と協力しながら、北朝鮮に対し、安保理決議のもとでの、すべての義務に従うことを求めていく」と述べました。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20211021/k10013315951000.html
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