大阪府八尾市の女性から盗んだキャッシュカードで現金約200万円を不正に引き出したとして、大阪府警八尾署は23日、窃盗の疑いで、大阪市浪速区の無職、福森拓真容疑者(39)を逮捕した。捜査関係者への取材で分かった。八尾市はふるさと納税の寄付金で防犯カメラの増設を進めており、府警幹部は「ふるさと納税で増えた防犯カメラが捜査に貢献した」としている。
捜査関係者によると、今月13日午前10時ごろ、同市内の80代女性に八尾署員をかたる人物から「キャッシュカードでお金が引き落とされている」などと噓の電話があった。その後「八尾署の山下」を名乗る男が女性宅を訪れ、キャッシュカード4枚を受け取って立ち去ったという。
不審に思った女性が同署に相談し、引き出し被害が発覚。同署が市内の街頭などに設置された複数の防犯カメラを調べたところ、福森容疑者が署員をかたった男に会った後、市内のコンビニのATM(現金自動預払機)で現金を引き出す姿が写っていた。同署は映像などをもとに福森容疑者を割り出し23日に逮捕した。
福森容疑者は調べに対し「身に覚えがない。ATMで知らない人からキャッシュカードを受け取って(現金を)引き出した」と供述しているという。
同市は昨年度、使い道を防犯カメラに特化して募ったふるさと納税で、約300台の防犯カメラを新たに増設。現在、市が管理するカメラは計千台に達しており、今回の捜査もカメラ増設による「見守り強化」が功を奏したという。
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