運行会社社長「事故、予想できなかった」 紙読み上げ、はっきりと―軽井沢バス転落初公判(21日)時事
「予想できなかった」。長野地裁で21日に開かれた軽井沢バス転落事故の初公判。業務上過失致死傷罪に問われた運行会社「イーエスピー」(東京)の社長高橋美作被告(60)は用意した紙を読み上げ、事故の予見可能性をはっきりとした口調で否定した。
高橋被告は黒っぽいスーツとネクタイ姿で、白髪交じりの髪は短く整えられていた。裁判長に促され、運行管理者だった元社員荒井強被告(53)とともに証言台に。起訴状朗読の際、高橋被告は両手を体の横に添えて背筋を伸ばし、真っすぐ前を見据えた。
裁判長から罪状認否について問われると、まず「事故で貴い命を落とされた皆さまのご冥福を心から祈ります」と謝罪し、検察官席の後ろにいる遺族らに頭を下げた。その後「運転手がフットブレーキを踏まずに運転するとは予想できなかった」などと起訴内容を否認した。
荒井被告も紙を読みながら犠牲者に謝罪したが、「(運転手が)事故を起こすとは思っていなかった」と話し、無罪を主張した。
初公判には多数の遺族が被害者参加制度を利用して出廷。両被告の発言をメモに取るなどして、公判を見守っていた。
https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102100855&g=soc https://www.jiji.com/jc/article?k=2021102100855&g=soc
« 警視庁管内体感治安レベル2 | トップページ | 医師免許なくPCR検査疑い 男を逮捕、「貢献したかった」―兵庫県警(23、24日 単位・レベル) »
「裁判」カテゴリの記事
- 「ドキドキや達成感を味わうために犯行に及んだ」ビニールハウスなどに火をつけ器物損壊罪に問われた農業作業員の裁判始まる(1日)TBS(2022.07.01)
- 「性風俗は不健全」が独り歩き 研究者が判決に疑問を投げかける点は(30日)朝日(2022.06.30)
- 性風俗除外は「合憲」 持続化給付金基準、裁量認める―東京地裁(30日)時事(2022.06.30)
- 山陽電鉄社員の男女に罰金刑 脱衣所で同僚の裸撮影 LINEに投稿(30日)産経(2022.06.30)
- 居酒屋店員、店のサンダルはいて階段で転倒 運営会社に賠償命令(30日)朝日(2022.06.30)
« 警視庁管内体感治安レベル2 | トップページ | 医師免許なくPCR検査疑い 男を逮捕、「貢献したかった」―兵庫県警(23、24日 単位・レベル) »
コメント