青森県八戸市の八戸港沖でパナマ船籍の貨物船「クリムゾン ポラリス」(3万9910トン)が座礁し燃料の重油などが流出した事故で、船舶管理会社の美須賀海運(愛媛県四国中央市)は26日、油の総流出量が推定約388キロリットルに上ると発表。同日までに、ほぼ水没した船尾部に残る油の抜き取りを終えたと明らかにした。
事故は8月11日に発生。船体が真っ二つに割れ、漏れ出た油や積み荷の木材チップが青森県内沿岸部の4市町村に漂着した。船首部は9月11日に油の抜き取りを終え、広島県の業者に引き渡された。船尾部も今後、撤去する方針だ。
事故をめぐっては9月7日、中国籍の男性船長(41)が業務上過失往来危険罪で略式起訴され、八戸簡裁が罰金30万円の略式命令を出した。貨物船は、洞雲汽船(愛媛県今治市)の所有。美須賀海運が管理と船員の手配を担い、日本郵船が借り上げていた。