伊藤詩織さんが訴えた事件、なぜ逮捕見送り 警察庁長官との一問一答(22日)朝日
22日に就任した中村格(いたる)・警察庁長官が、東京・霞が関の警察庁で記者会見した。主なやりとりは次のとおり。
――長官就任にあたって抱負を。
「警察は第一線警察活動が基本であるとの認識に立ち、令和の時代にふさわしい警察はなんであるのかを常に自問自答し、組織で議論を積み重ね、あるべき将来像を思い描きながら組織運営にあたっていきたい」
「新型コロナウイルス感染症の拡大をはじめとして、さまざまな分野において、地球スケールで物事が起こっている、そういう時代だと認識している。国内では少子高齢化が進み、人材確保や財政面において将来懸念が生じるのではないかということにも思いを致す必要がある。そういった認識のもとで、国民生活の安全安心をより高い水準で確保するために警察の組織運営はいかにあるべきかについて、先見性、発想力と創造性をフルに発揮し、組織体制づくりや警察力の最適な配分を可能とするための業務の合理化、AIなど先端技術を積極的に取り入れた業務の高度化で業務運営を行いたい」
特殊詐欺への対策
――特殊詐欺の被害が依然として深刻だ。被害防止や検挙はどう進めるか。
「特殊詐欺は、依然として高齢者を中心に高い水準で被害が発生し、深刻な情勢といわざるを得ない。ほぼ全ての事件の背後に暴力団や準暴力団が介在している実態がある。その認識に基づき、今年4月から特殊詐欺の捜査の事務を組織犯罪対策部門に移管し、特殊詐欺を組織犯罪対策の側面でアプローチし、しっかり抑えていくことにした。取り締まりと被害防止の両面でしっかり施策を展開していきたい。具体的には、犯行グループやその背後にいるとみられる暴力団、準暴力団を徹底して取り締まる、犯行拠点をできるだけ迅速に摘発する、職務質問を行い、受け子らの検挙の積極化を図る、さらに悪質な犯行ツールを提供する事業者の摘発もやっていく」
「捜査面では多角的、戦略的に進めたい。被害防止の観点では、杉良太郎・警察庁特別防犯対策監をはじめ、幅広い層に発信力のある方々とともに全国警察一丸となって関係の団体、事業者とも協力し、新たな手口を国民の皆さんに注意喚起をする広報啓発も含め、社会全体で被害防止のための対策を図っていきたい」
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https://www.asahi.com/articles/ASP9Q6S7BP9QUTIL033.html
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