外務省は30日、アフガニスタンから退避を希望する日本人を装い、航空機の費用として会員制交流サイト(SNS)上で資金を募る事案があり、詐欺の疑いが強いとして注意を呼び掛けた。被害は確認されていない。自衛隊機による退避支援が難航する状況が悪用された格好だ。
外務省によると、メッセージはSNSで知り合った人物から届き、アフガンからの出国に必要なプライベートジェット機の経費として送金を要請した。
現地に残る少数の邦人は即時の退避を希望していない上、首都カブールの空港は民間機の運航を停止しているため、外務省は金をだまし取ることを狙った作り話の可能性が高いと判断。同様のケースがあった場合、外務省などに相談するよう促している。
アフガンに派遣された自衛隊機は、退避を希望した日本人1人と米国の要請があったアフガン人14人を隣国パキスタンに輸送。日本大使館などで働いていたアフガン人職員ら最大計約500人の退避は実現していない。
https://www.sankei.com/article/20210830-W3MFYOPWBJI7HDSMTTSOH2YRZE/