名古屋出入国在留管理局の施設に収容中だったスリランカ人女性、ウィシュマ・サンダマリさん=当時(33)=が死亡した問題で、出入国在留管理庁が10日に公表した調査報告書では、ウィシュマさんの収容を継続した判断は「不当とまでは評価できない」とした。一方、死因の特定には至っておらず、遺族は「これが最終報告か」と批判した。
報告書によると、ウィシュマさんは平成29年に留学の在留資格で入国。日本語学校を除籍後、所在をくらませ不法残留となった。昨年8月に静岡県の交番に出頭し、施設に収容された。
当初は帰国を希望していたが、支援者と面会後に一転して在留を希望。今年1月に支援者の一人を保証人として一時的に収容を解く仮放免の許可を申請し、吐き気などの体調不良も訴え始めた。この支援者を保証人とした仮放免をめぐって平成27年以降に10件の逃亡事案が判明しており、入管側は「支援者にあおられ、仮放免を求めて執拗(しつよう)に体調不良を訴えている」などと判断。2月15日に仮放免は不許可となった。
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