京都市西京区の市営住宅の一室で住人の開田(ひらきだ)隆弘さん(80)が殺害された事件で、京都府警西京署捜査本部が強盗殺人と住居侵入の疑いで同階に住む無職、小林新太郎容疑者(48)を逮捕してから一夜明けた11日、近隣住民は容疑者逮捕の一報に胸をなで下ろすとともに、「同じ建物の人でショック」「なぜ殺害したのか」などの声が広がった。
「やっと捕まってほっとした」。市営住宅の同じ棟に住む80代女性は安堵(あんど)の表情でこう話した。事件後、恐怖から外出を控えたり戸締りを徹底したりしていたが、「(容疑者も)こんなに近くに住んでいたなんて…」と言葉を詰まらせた。
小林容疑者と何度か会話したことがあるという60代女性も「引っ越してまもないころはごみの捨て方などを教えてくれて、愛想がいい印象だった。まさかという思い」と驚きを隠せない様子だった。
一方、開田さんと小林容疑者が「金の貸し借りをめぐってもめていたようだ」という話も複数の近隣住人から聞こえた。捜査本部によると、開田さんは今年6月中旬、西京署に「(小林容疑者に)金を盗まれた」と相談しており、事件との関連を慎重に調べている。
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