大阪府大東市の民家で今年3月、3人組の男が住人の高齢夫婦を脅して現金を奪おうとした事件で、大阪府警捜査1課と四條畷署は25日、強盗未遂容疑などで大阪府豊中市上野東、自営業、岡本義也容疑者(42)を逮捕した。岡本容疑者は東京を拠点とする特殊詐欺グループの一員。「夫婦宅に現金2千万円がある。タタいて(強盗して)金を持ってこい」などと指示しており、府警は主犯格とみている。
府警はすでに、実行役の男3人と3人に犯行を持ちかけた住所不定の無職、溝口信征(のぶゆき)被告(22)=強盗未遂罪などで起訴=を逮捕。3人は山口県内の建設会社の元同僚で「仕事で東京に行った際、溝口被告から特殊詐欺の仕事を紹介された」と供述している。
府警によると、実行役のうち2人が3月、埼玉県で80代女性から300万円をだまし取る特殊詐欺に、現金受け取り役の「受け子」として加担し全額を持ち逃げ。岡本容疑者は詐欺グループに渡す300万円を用意するため、溝口被告に高齢夫婦宅を含む複数の民家の外観写真を示し、「3つのうち、どれかをタタいて(強盗して)金を持ってこい」と指示していた。溝口被告は実行役3人に電話で夫婦宅を狙うように指示したという。
逮捕容疑は共謀し3月23日夕、大東市内の民家に押し入り、住人の男性(82)らを「金出せ」などと刃物で脅迫。男性の腹部を蹴るなどの暴行を加え現金を奪おうとしたとしている。岡本容疑者は「黙秘します」と供述している。
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