神戸市北区の路上で平成22年、私立神戸弘陵学園高校2年の堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された当時17歳のパート従業員の元少年(28)=愛知県豊山町=が、堤さんが女子生徒と一緒にいるところを見て腹が立ったという趣旨の供述をしていることが6日、捜査関係者への取材で分かった。
元少年は堤さんと面識がなかったとみられ、兵庫県警神戸北署捜査本部は、元少年が堤さんに一方的に悪意を抱いて襲った可能性があるとみて動機について詳しく事情を聴いている。
事件は同年10月4日午後10時45分ごろ発生。元少年は神戸市北区筑紫が丘の路上で、堤さんの頭や首などを調理用ナイフで刺して殺害したとして逮捕された。
当時堤さんは交際していた中学3年の女子生徒=当時(15)=と一緒にいた。2人で自動販売機前の路上で話をしていたところ、道路の向かい側からじっと見ていた男が、刃物を持って堤さんを襲撃したとされる。女子生徒は犯人について「知らない男だった」と証言していた。
捜査関係者によると、元少年は堤さん殺害を認め、女子生徒と一緒にいるところを見て「腹が立った」との供述をしているという。
元少年は事件前に県外の高校を退学し、現場近くの一軒家に引っ越していた。犯行に使われたナイフは近くのスーパーで購入されたことが分かっている。https://www.sankei.com/article/20210806-SONNCZWFFBMZDHVVYILLAPNFVE/