神戸市北区の路上で平成22年、私立神戸弘陵学園高校2年の堤将太さん=当時(16)=が刺殺された事件で、殺人容疑で逮捕された当時17歳のパート従業員の元少年(28)=愛知県豊山町=のDNA型が、堤さんの衣服から検出されていたことが5日、捜査関係者への取材で分かった。元少年が事件について「自分が殺した」と周囲に関与を示唆する発言をしていたことも判明。最近になってこの情報が兵庫県警に伝えられ、事件発生から10年以上の歳月を経て急展開する大きな決め手になったという。
県警神戸北署捜査本部は同日、元少年を神戸地検に送検。容疑を認める供述をしているといい、堤さんとの関係や動機の解明を進めている。
捜査関係者らによると、元少年は事件当時、現場近くに居住。その後、愛知県豊山町に家族と転居したが、周囲に過去に神戸市に住んでいたことや、殺人への関与をほのめかす発言をしていたという。
警察庁は24年、この事件を、重要情報の提供者に支払う公的懸賞金(捜査特別報奨金)の対象に指定。今年に入り、元少年が関与を示唆しているとの情報が県警に寄せられた。
また捜査本部は、堤さんの着衣から元少年のものと一致するDNA型を検出。現場近くに残されていた凶器の調理用ナイフからは元少年の指紋は検出されなかったが、近くのスーパーでこのナイフを購入した男の特徴や、犯行時の目撃証言が元少年と整合することから、逮捕に踏み切ったという。
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