刑務所に入る目的で、大阪市住吉区のマンションで恨みのない知人男性を刺殺したとして、殺人罪に問われた無職、影山真佐実被告(43)の裁判員裁判の判決公判が23日、大阪地裁であり、佐藤卓生裁判長は「何の落ち度もない被害者を殺害した動機は短絡的で自分勝手だ」として、懲役17年(求刑懲役20年)を言い渡した。
判決によると被告は昨年11月24日夜、住吉区のマンションの一室で、知人の有田英生さん=当時(74)=に睡眠薬を混入した酒を飲ませ、胸を包丁で刺して殺害した。
判決理由で佐藤裁判長は、自殺を考えていた被告は当初、マンションの退去をめぐりトラブルとなっていた管理人を殺害して刑務所に入ろうとしたが失敗し、その後に特に恨みのない有田さんを殺害することを決めたと指摘。被告は犯行直後に自ら110番するなど罪を認めているものの、人を殺したこと自体への反省は足りておらず、「改悛(かいしゅん)の情による自首とはいえない」とした。
https://www.sankei.com/article/20210823-QGAYJZ4GMRK73C3435WW562SUI/